NHKスペシャル ノモンハン 責任なき戦い [DVD]詳細
#72
1939年 ノモンハン事件
兵士たちは何のために死んでいったのか──
80年前、モンゴル東部の大草原で、日ソ両軍が激闘を繰り広げたノモンハン事件。
ソ連軍が大量投入した近代兵器を前に、日本は1万8千人に及ぶ死傷者を出した。
今回、NHKが入手した陸軍上層部が残した150時間の肉声テープには、事件の真相が赤裸々に語られていた。
責任の所在が曖昧な意思決定、情報を軽視し押し通された精神論、失敗の隠蔽、現場に責任を負わせる体質…。
敵将も讃えた現場の部隊長は作戦失敗の責任を問われ自決。
一方、作戦を主導した参謀たちは、太平洋戦争で同じ失敗を重ねていく。
スクープ資料から、巨大組織が陥る“失敗の本質”を読み解く。
番組では、ロシアで2時間に及ぶソ連軍の記録映像を発掘。
4Kで精細にスキャンした映像を「AIによる自動カラー化技術」で鮮やかに着色し、戦場の実態を現代によみがえらせる。
さらに軍の判断の経緯が証言された陸軍幹部の肉声テープも入手。
敗北はどのようにして隠され、失敗は繰り返されたのか。映像と証言から迫る。
語り:伊東敏恵 小林勝也
音楽:得田真裕
ディレクター:田中雄一 近松伴也 梅本 肇
制作統括:西脇順一郎 横井秀
■収録映像(BS4K版より):
人工知能による映像カラー化メイキング
行き場を失った捕虜・封印された調査報告書
■封入物:リーフレット 制作者のことば
〇2018年8月15日NHK総合テレビで放送
ドキュメンタリー/セル/本編73分+収録映像7分/16:9LB/
ステレオ・ドルビーデジタル/片面一層/カラー
発行・販売元:NHKエンタープライズ ©2019 NHK
NHKスペシャル ノモンハン 責任なき戦い [DVD]口コミ
このDVDは、ノモンハン事件についてのイメージが出来る本です。建物が何もない草原で日本軍がどのように戦ったのかこのDVDを見て良く分かりました。見ていて辛かったのは、井置栄一中佐が撤退の責任を取らされて自決した件です。他にも捕虜となったため自決を強要されたような内容もありました。当時の日本軍の悪しき体質が良く分かりました。このDVDを作成してくれたNHKエンタープライズの方に深く感謝いたします。ありがとうございました。
NHKスペシャルの このシリーズの一連の作品を集めてます。インパールなど…
後は 映像の世紀やベトナム戦争などなど…
さすがです(^.^)
単なる記録映画でなく、生き残りの貴重な取材も 素晴らしい!
とても良い品物です。
追加で、今年NHKで放映された「ガナルカナル島の戦い」のDVDもぜひ購入したいと思っています。
発売されたらご連絡頂きたいです。
ノモンハンの戦いに関する日本陸軍、とりわけ関東軍首脳部の無責任ぶりは周知のことだが、このドキュメンタリーはその追求だけに終始してしまった感あり。 ソビエト崩壊によって公開されたロシア側の資料により、投入した戦力の割に被害はソ連側が圧倒的に多く、火力に劣る日本軍の健闘ぶりが現代では明らかになっているのに、その点にはほとんど触れていない。 ノモンハン事件そのものも、当時の日本以上に領土的野心に満ちたソ連側にも大きな原因があるにもかかわらず、一方的に関東軍のせいにしているのも残念。 事件当時の日本陸軍首脳部が責任を現場で戦った兵士たちに押し付けたのと同様、このドキュメンタリーは陸軍の上層部にすべて責任を押し付けている。うーん、なんか視点が画一的というか、浅い印象を受ける。