プロフェッショナル 仕事の流儀 第1期 リゾート再生請負人 星野佳路の仕事詳細
#56
【収録内容】 不況が続くリゾート業界で、これまでにない手法を用い、 次々と破綻(たん)リゾートの再建に乗りだし、 注目を集めている経営者、星野リゾート社長・星野佳路。 リストラをせず、残った社員を最大の財産と考え、 やる気を出させるためにあらゆる手を尽くす。どうすれば人は動くのか。 破綻した旅館の再生現場に密着し、新しい時代のリーダーの姿を描く。 (2006年1月10日放送) 【特典映像】 ・未放送スタジオトーク ・テーマ曲紹介 ・ラインナップ紹介 *本編約43分 *日本語字幕付
プロフェッショナル 仕事の流儀 第1期 リゾート再生請負人 星野佳路の仕事口コミ
ファシリテーションの学びに役に立ちます。
2006年放映ということだから
これを書いている17年前の番組だが
内容はまったく古びていない
それだけ経済界をとりまくこの国の環境が
大きくは変わっていないということだろう
ある意味非常に残念な事態が続いているのだ
我が国には珍しいトップダウン型の経営者が21世紀にも成長する企業を率いているという例も散見されるが
数は明らかに少ない
この番組の主人公である星野氏は
そうしたトップダウン型の強烈な個性を
発揮するタイプではない
経営とはアートとサイエンスだといい
できるだけサイエンスに寄らせるほうが
永続性があるという
市場調査を綿密に行い
それに基づいたマーケティングを行い
狙いを絞っていくが
正しい答えよりも
社員が共感する答えを優先するという
絞った上で当事者に選ばせる
モチベーションが上がる
仕事を取り巻く市場環境
と自分たちが持ってるあるいは持たない資源を意識し
そして従業員のやる気を
パズルのように結びつける
リーダー不在時代に
事なかれ主義経営でもなく
トップダウン経営でもなく
もう一つのスタイルを世の中に提示したという意味で
そしてそれが成功例であるという意味で
この人の語ることには説得性があった
最近星野さんと面談する機会があり、
敏腕経営者といえば、楽天の三木谷氏のように、切れる頭脳と人を引っ張る情熱的なカリスマのイメージがあるが、星野氏は外見はとても穏やかだ。人に任せ、情熱を引き出す。最近ではコーチングの普及で身近になった概念だが、成功した例はあまり聞かない。星野氏は数少ない成功例だろうが、その成功の陰には、米国留学や外資系金融機関で培ったトップダウンの経営で社員の信頼を失い、どん底を味わった経験があった。そこから這い上がったとき、彼はその穏やかな外見とは裏腹に、「人を信じる」という熱い信念を抱いたのだろう。口で言うほど決して簡単ではないことを、どれだけ彼が徹底しているか、映像からひしひしと伝わってくる。フラット化する組織にあって、権限ではなくコンセプトへの共感で人を巻き込むことが、今後ますます重要になることを感じさせた。
もう何度繰り返しみたことだろう。
人事・組織の考え方、人を巻き込む・共感を呼ぶ方法、マーケティングの考え方、会議の仕方、インタビューの方法、リゾート業界に身を置かない人にとっても非常に価値のあるものが満載である。そして、これらを構築するに至った背景、即ち星野氏の半生も非常に共感するものがあった。
特にオススメしたい番組であることは間違いない。
・言いたいことは言いたい人に直接言ってほしいんですよね
・共感を呼ぶことが非常に大切
・文句の種類はふたつだが、文句をいうならぜひやってほしい、立候補してほしい
・任せれば、人は自分で考え、楽しみ、動き出す
ホテルとはそもそも人材が重要なので、星野さんのマネジメントも人材マネジメントに重きを置いている。(あとはマーケティング)その点に興味がある方は楽しめると思う。本人がアメリカで学んできた経営学の理論と、自身の挫折から生み出された独自の手法を見事にマッチさせ、旅館再生に着手し、結果として社員が生き生きと働きだすシーンには感心させられた。また、特典映像の未公開収録分に、さらに経営に関するテクニカルな話があり、そちらも勉強になる。
教宣活動に役立つ内容で、
みんなでみました。色々DVD見たなかで、フィクションだけに、素晴らしい。
リゾート施設の整備は、人々の関係づくり、従業員のマインドの問題が最も大きいことを学べます。
観光の究極のテーマを解決する主人公の合理的で大胆な考え方と行動が冴えています。
マーケティングとプランニングの基本も理解できます。