BBC EARTH ライフ ブルーレイ・デラックスBOX [episode1-10]5枚組 [Blu-ray]詳細
#81
すべての生きものは、ヒーローだ。
【ストーリー】
BBCアース最大の作品。
これまで限界とされていた撮影技術をはるかに越えた驚異の映像美で、生命の真実・神秘を抉り出す。
これぞネイチャー・ドキュメンタリーの決定版。
地球・生命の連鎖という大きな潮流に生きるごく小さな生き物までを、丁寧に粘り強く、そして卓越した撮影力によりスポットライトを当てた本作。
まるで、生き物それぞれがヒーローであるかのように、生き生きと描き出すことに成功した、全く新しいスタイルの作品。
『アース』、『ディープ・ブルー』と同様に、既に2011年の映画化が決定している。
●製作期間4年、3000日に及ぶ撮影!制作費35億円
●2011年映画公開に先駆けて発売決定!
●フルHD画質・1秒8000コマのハイ・スピードカメラが迫る驚きの世界
●中井貴一氏がナレーション吹替を担当
【映像特典】
★BGV再生モード ★メイキング ※BDのみの特典
★日本版予告編
★オリジナル予告編
【Copyright】(C)2010 BBC Worldwide Ltd. Distributed under licence from BBC Worldwide limited acting as agent for 2 entertain Video Limited. All rights reserved.
※ジャケット写真、商品仕様、映像特典などは予告なく変更となる場合がございますのでご了承ください。
BBC EARTH ライフ ブルーレイ・デラックスBOX [episode1-10]5枚組 [Blu-ray]口コミ
BBCが多額の予算と数年の撮影期間を掛けてとった名物ドキュメンタリーです。
待望のフルHD画像にて登場。
本作は敢えて人類が動植物に与える巨大な影響には触れず、人類の居ない惑星の野生を描写しているかの如く観えるのが特徴です。
ドキュメンタリーですが、物語を紡ぐモンタージュは多用されており、感情移入がし易い造りとなっています。
表現主義的な影や、「2001年宇宙の旅」の引用等の遊び心も散見出来ます。
ポリプの苗床用に沈められた廃船と英国の田園地帯を除いては前シリーズの名物案内役として顔を出していたアッテンボロー卿以下クルーの姿はおろか、人造の建築物すら殆ど映りません。
優雅でユーモラスな内容が多く、以前の「LIFEシリーズ」の「共に生きる。」に出てきた吸虫ロイコクロリディウムによりゾンビ化したカタツムリの様なデーモニッシュな映像は殆どありません。
但し、やはり厳しい生存競争のシーンには人の眼からは惨く観えるエピソードも御座います。
本編では殆ど顔を出さない人間・クルーはエピソード毎に治められたメイキングに登場します。
様々なハイスピード、タイムラスプ等の特殊撮影やフィルムから解放されたディジタルのカメラ、寿命の長いLEDライト等の最新技術の恩恵もあずかっています。
オリジナルのナレーションはお馴染みのアッテンボロー卿ですが、日本語は中井貴一氏がやや硬質な感覚で吹き替えています。
生物ドキュメンタリーがお好きな方には永久保存盤です。文句無しの大推薦です。
公式HPにも登場する生物名の抜粋は御座いますが、この後に気付く限り記載しました。
ご自分で本編をご覧になるまで、知りたくない方は飛ばしてください。
(ネタバレあり)
DISC1
EPISODE1『生存のための試練』 The Challenges of Life.
総集編的エピソードであり、後のエピソードにも続けて登場する映像が多い。
1.バンドウイルカの集団による魚の追い込み漁
2.チーター3兄弟によるダチョウ狩り
3.カメレオンの捕食。
4.シャチとカニクイアザラシの攻防
5.バショウカジキとトビウオ
6.フサオマキザルの道具を使用としたヤシの実割り。
7.食虫植物・ハエジゴク
8.変態直後に飴売りやガラス職人の様に自分で体の形を整えるシュモクバエ(マレーシア)。
9.カバのハーレムとオスの戦い
10.クラークカイツブリの求愛ダンス(アメリカ・オレゴン)。
11.ミズダコの母親による甲斐甲斐しい育卵。
12.イチゴヤドクガエルによるアナナスの葉に出来た水溜りを利用した育児。
13.ヒゲペンギンによる酷寒下の子育てと雛の自立と彼等を狩るヒョウアザラシ(南極)。
14.オランウータンの親子(ボルネオ)。
メイキングは一番大変だった南極撮影の様子。
南極海を熟知したヨットマン:ジェローム・ポンセと各国南極基地の協力や、南氷洋の温暖化による氷の減少にも触れています。
EPISODE2『爬虫類と両棲類』 Reptiles and Amphibians.
コモドオオトカゲとカメレオンがイントロに登場。
1.ウォターフォールトード(ベネズエラ・ブラジル国境のジャングル)。
2.ペブルトード。
1,2は小型化したカエル達の軽量さを利した捕食者(ヘビやタランチュラ)からの回避法を映しています。
3.パラグアイカイマン(ワニ)の省エネに徹した乾季克服と狩り(ブラジル:パンタナール湿地)。
4.ノギハラバシリスク、ジーザス・リザードと怖れ多い命名もされている彼等が水の上を走る有名な様子。水面下から水上を奔るバシリスクを撮った映像に驚愕。
5.ブラジリアンピグミーゲッコー(ヤモリ)。ここでも小型化と防水の皮膚に因る防御。
6.パンサーカメレオン(マダガスカル)の擬態と捕食。
7.ナマクマカメレオンの配偶者を探す砂漠の旅(ナミブ砂漠)。
8.アカハラガーターヘビ(カナダの北極圏)の大群の冬眠からの目覚めと交尾。
9.キュビエブキオトカゲの産卵と卵を狙う蛇ホッグノーズスネーク(マダガスカル)。
眼の前で敢え無く卵を食べられてしまうトカゲの母親が哀れです。
10.ツノトカゲとその卵を狙うパッチノーズスネークの化かし合い。
ツノトカゲの有名な「擬死」の様子が大の字になって「さあ、殺しやがれ!」と言っている様でユーモラス。
11.ウミヘビの考え抜かれた産卵場所(太平洋ニウエ島)。
12.他の♂に対してはブレーンバスターや頭突きの大技でぶちのめすアフリカウシガエルの父親が見せる意外な子育て支援。
13.コモドオオトカゲの毒でゆっくりと相手を弱らせる冷酷なスイギュウ狩り(インドネシア コモド島)。
メイキングはコモドオオトカゲを追った物です。
DISC2
EPISODE3『哺乳類』Mammals.
1.唯一真冬の南極大陸で越冬する哺乳類であるウェッデルアザラシ。その知恵と子育て。
2.ハネジネズミ(sengi)。逃走経路を完璧に記憶した捕食者トカゲからの脱出劇 (アフリカ)。
3.アイアイ。木の中の昆虫を狩る方法(マダガスカル)。
4.夏期のツンドラ地帯。トナカイを悩ませる意外な敵とは?
5.ストローオオコウモリのコンゴからザンビアのカサンガ森へのマンゴーの実を求めての渡り。
6.ハイエナとライオン。群れ同志の餌の争奪戦。単独ではボコられたハイエナが群れ(クラン)を引き連れて再度ライオンが狩った獲物を獲りに行く執念。
7.ホッキョクグマの夏季の餌取り。打ち上げられた鯨の死体に群がる複数の家族に依る争い。
8.アカハナグマ
9.ミーアキャット
壮絶に可愛い小型食肉類の育児。
10.アフリカゾウの群れによる育児。
11.ザトウクジラの求愛とオス同士の戦い(トンガ)。
メイキングはザトウクジラ。
EPISODE4『魚類』 Fishes
1.イワシの群れを狩るバショウカジキの信じられない美しさ、敏捷さ(ユカタン半島沖)。
2.トビウオの飛翔と浮遊するヤシの葉に群がって行う産卵。
3.ウィリーシ―ドラゴン(オーストラリア)の求愛と子育て。
4.コンビクトフィッシュの営巣を手伝う稚魚達。
5.コケギンポの縄張りを守る為の威嚇ディスプレイの奇妙さ(カリフォルニア湾)。
6.ムツゴロウとトビハゼ、干潮時の半陸上生活。トビハゼの営巣と卵に空気を補充するオス(日本)。
7.ボウズハゼの驚異の瀧登り(ハワイ)。
8.カバと共生するコイ(ケニア)
9.ギンガメアジの皮膚をケアするベラの共生。スマジロ(サメ)の皮膚を利用して肌のケアをするギンガメアジ。
10.カクレクマノミ。有毒の刺胞を持つイソギンチャクの触手に住む。
11.カタクチイワシの大群。オタリアが空けた大群の穴から日光が射すショットが美しい。
オタリアからは小被害で逃れた彼らが今度はホオジロザメにより狩られる。
12.フエダイ他数種の大群による豪快な産卵期の様子。卵を狙って最大の魚、ジンベイザメ登場。
メイキングは1のバショウカジキとイワシ。カジキの背びれの美しいウェーヴには恐ろしい捕食者で有る事も忘れて見惚れてしまうが、カメラマンは刺されない様に必死です。
2のトビウオの産卵の様子も。停泊していた船にも大量に産卵されて、重量オーバー(その数、5時間で1,400kg)で沈没の危機も。
DISC3
EPISODE5.『鳥』 Birds.
保温、異性へのディスプレイ、そして空を飛ぶ事に特化した羽毛を纏った生き物、鳥類編です。
1.オスのオナガラケットハチドリに因る大変燃費が高そうな求愛の飛翔(ペルー)。
2.死肉食のヒゲワシによる固い骨から骨髄を取り出す知恵(エチオピア)。
3.アカハシネッタイチョウとアメリカグンカンドリの空中戦(カリブ海リトルトバゴ島)。
4.アルゼンチン⇔カナダ間16,000kmにも及ぶ渡りを行うコオバシギの長距離飛行を支える餌とは?(アメリカ・デラウェア湾)
5.コフラミンゴの強い腐食性を持つ泥湖内の営巣と子育て(アフリカ)。
6.ヒゲペンギンが毎日繰り返す80kmに及ぶ海と陸の食物運搬の為の移動(南極デセプション島)。
7.魚食だと思っていたモモイロペンギンによる戦慄のカツオドリ・雛狩り(南アフリカ)。
8.クラークカイツブリのツガイによる愛情を表す儀式とダンス(オレゴン)。
9.ジオライチョウのオスに因る音と胸郭を使ったユーモラスな求愛ディスプレイ(ワイオミング)。
10.チャイロニワシドリの求愛の為に作られるあづまやの装飾(ニューギニア)。
11.100羽超のコフラミンゴによる求愛の大行進(ケニア)。
特典映像は本編のハイライトである10のメイキングです。
BBCチームが13年前に成し得なかった求愛後の交尾シーンを撮る為に戦場の狙撃者並の忍耐力をもって迷彩テントに機材と共に何日も籠城するカメラマンを追います。
優雅で、雛鳥や求愛は全般的に愛らしく、ユーモラスなショットが多いですが、7だけは少し背筋がゾクリとしました。
EPISODE6.「昆虫」 Insects.
イントロでモンカゲロウとオキカバマダラ蝶に触れた後、
1.種内最長の顎を持つツノナガコガシラクワガタのまるで映画「死亡遊戯」を思わせるメスに至る試練(パタゴニア)。
2.オスの蛾が尾部からフェロモンを発する器官をポリプの様に伸ばす様。
3.昆虫の擬態数種。
4.イトトンボが水の表面張力やカエルと戦いながら行う水中産卵(南フランス)。
5.カナダからメキシコまで数百キロの渡りをするオオカバマダラの数十億匹に及ぶ越冬。
7.海水の2倍の塩分を含むモノ湖にすむアルカリミギワバエの競争者無き繁栄と彼等を数週間だけ餌とする渡りのアメリカヒレアシシギ、カモメ(アメリカ)。
ここから数エピソードは化学兵器を使う種を取り上げています。
8.捕食したアリから集めた蟻酸を吹き付けるオオアゴゴミムシとちゃっかりそれに擬態する小型のトカゲの子。
9.テルピンを噴出するコブナナフシ。
10.酸を数十センチも噴出するヨーロッパ・アカヤマアリ。
11.過酸化水素水とヒドロキノンを混合して100度を越える高温ガスを生みだすミイデゴミムシ。
12.毒針と共にそのコロニーの社会性にもスポットをあてたセイヨウミツバチ。
このエピソード以降は昆虫の社会的行動にもスポットを当てます。
13.昆虫の社会的利他行動の原型的例としてあげられたベニツチカメムシの子育て。
エサ集めが下手な親を捨てて上手な個体の巣に押し寄せる幼虫達には驚きますが、なぜだか自分の子の様に面倒をみてしまうカメムシの成虫。
14.コシブトハナバチ。オス同士の屍累々となるメスの争奪戦。
15.農業をするハキリアリの、驚異の社会。
メイキングは5の越冬地を木の幹にワイヤーに取り付けたカメラによる特殊撮影の様子です。
DISC4
EPISODE7「追う者と追われる者」 Hunters and Hunted.
1.チーター3兄弟 vs. シマウマ or ダチョウ(ケニア)。EPISODE.1から増補再録。
2.ヌビアハイベックスの新生児 vs. アカギツネ。絶壁の追撃戦(死海)。
3.ウオクイオクモリの魚狩り(中米ベリーズ)。
4.オコジョ vs. ノウサギ。自分より遥かに大きいウサギを無尽蔵のスタミナと俊敏さで狩るオコジョ(英国)。
5.バンドウイルカの集団による周到な漁。EPISODE.1から増補再録。
6.ヒグマのシャケ漁(アラスカ)。
7.アビシニアンジャッカル。群れで唯一出産・育児をするメスのリーダーの為にジネズミを狩る(アフリカ山岳地帯)。
8.ホシバナモグラの珍しい地中・水中両用の狩巧者振り。
9.アクシスジカの群れ。樹上のハヌマンラングールの警戒音を利用しての対トラ監視網(インド)。
10.カリフォルニアジリスがガラガラヘビの抜け殻を噛んで体にこすりつけ匂いにより同種の匂いを嫌うガラガラヘビから巣穴を防衛。
11.死を意味する座礁の危険を犯しながら浅瀬のゾウアザラシの子を狩るシャチ。しかも一子相伝。
メイキングは11。ミナミゾウアザラシの子供の人懐っこさに情が移ってしまったカメラクルー。
目的は彼らがシャチに狩られるシーンの撮影なのに…。
EPISODE8.「深海生物」 Creatures of Deep.
水中に住む脊椎動物以外の特集。
イントロはコウモリダコやイカなど。
1.深海2,000mの熱水噴出孔の硫化水素生物圏のハオリムシ、ユノハナガニ、ポンペイワーム。
2.プランクトンを食べる為に集合したアミ類を狙う魚の大群を更に捕食するアメリカオオアカイカ(メキシコ)。
群れと体色変化に因る威嚇で魚群を追いこんで行く様子に知性を感じます。
3.南氷洋ロス海の海底に沈んだアザラシの死体に群がる北海とは思えない原色の捕食者達をタイムラスプ撮影。ヒトデ、ウニ、そして巨大なヒモムシ。
4.ミズクラゲを刺胞付の触手で捕食するサムクラゲ。
5.25万匹のコシマガニが脱皮と交尾を行う為に大群で海底大移動。掃除機の様にカニを掬い上げて捕食するエイ。
6.オーストラリアコウイカの繁殖期のオスの争いと雌への求愛。ネオンの様に瞬く色素細胞が眩しい。交接肢を他の肢の間に隠し性別を詐称、強力なオスの目を盗みちゃっかりメスと交尾してしまう策士も登場。
7.ミズダコの母親による自己犠牲に溢れた卵のケア。EPISODE1の11の詳細版。
8.巨大なヒマワリヒトデ等が上記ミズダコの母親の屍に群がるが、ウニの捕獲には苦労し、カニに脚の一部を喰われるが再生。
9. BBCスタッフによるポリプの苗床となる沈没船の設置と数年に及ぶ初期サンゴ礁の形成の撮影。
第二次大戦中に沈没した船はもう500種以上のサンゴにつつまれ殆ど原型が判別出来ない。
領土を広げる為にサンゴのポリプ同士の戦い、産卵、新天地に向かって浮遊する幼生。
サンゴ礁の生物達。数々のヒドラ・ポリプとナマコ、イバラカンザシ(Christmas tree worms)、フジツボ、ホヤ、カニダマシ、キンチャクガニ、オランウータンクラブ、クロナマコ、色鮮やかな有毒のウミウシ群、ウミウシカクレエビ、魚の皮膚に付いた寄生虫を食べる小型のエビ。
メイキングは9の船を沈める様子と3の南極ロス海の分厚い氷を基地の重機を用いて穴を穿ち、海底に自動のLEDライトとタイムラスプビデオカメラを設置する様子。
DISC.5
EPISODE9.「植物」 Plants.
イントロは5,000年以上の長寿を誇るイガゴヨウマツと90日で30mにも育つ竹、寄生植物、食虫食物、そして特撮を駆使した森の半年を1分に圧縮した映像。
1.新参の植物にとっては過酷な環境にある森床で日光を求めて樹木を登る蔦類(ネコノツメ、トケイソウ)。
2.着生植物(ラン、シダ、アナナス等、高木の上部で根を張る植物)の養分取得法。
3.モウセンゴケの蚊取り。
4.ハエジゴクの蝿取り。そして花の時期だけ蝿を駆らず花粉の媒介者として利用する意外性。
5.ひまわりとミツバチ(南フランス)。
6.リチアの防寒の為に密閉された花弁を先ずカラスが破り、その後昆虫が受粉させる(タスマニア)。
7.トウワタの媒介者はオオカバマダラ。数が多過ぎる幼虫を粘着力の強い乳液で2/3淘汰し、残りには葉を喰わせるが最終的には受粉を手伝わせる。
8.ヘリコニアの蜜の量と花弁の深さを変える事により何度もハチドリを通わせる戦略。
9.ブルースビギアの球状の花が種子を実らせた後の効果的な散布法(南アフリカ)。
10.或る食物のヘリコプター状種子。ハネフクベの空気力学的に優れたグライダー風種子(ボルネオ)。
11.サボテンの一種、ベンケイチュウは夜行性のコウモリを花粉の運搬者に使い、種子の運搬者には鳥・アリ・亀を使う(フロリダ)。
12.ソコトラリュウケツジュの非常に傘の広い枝葉により水分の確保と根の冷却(カリブ海・ソコトラ島)。
13.茎と根に大量の水分を蓄えて敢えて乾季に開花するアデニウム。
14.塩害に適応し満潮時には海水に没する海辺に生えるマングローヴの仲間、ヤエヤマヒルギ。
15.紅葉樹の負担となる葉を落とす越冬策。
16.オーロラが見える極地の氷点下40度にも耐えるマツ。
17.低温に加えて3000mの高地にも耐える長寿のイガゴヨウマツ。
18.越冬後、解凍した池にて花を咲かすニオイヒツジグサ。
19.人類と共に地球上でもっとも繁栄している植物の一種、イネ科のコメとコムギ。
メイキングは「植物」編のオープニング映像が特撮(生きた植物のタイムラスプ撮影とスタジオ内の大道具とCG合成)を用いた2年以上掛けた力作で有る事が解り驚きました。
EPISODE.10. 「霊長類」 Primates.
1. オランウータンの母子(ボルネオ)。
2.マントヒヒのハーレム(エチオピア)。
3.スノーモンキーと言われるニホンザルの越冬。温泉に浸かる上位のサル達。下位のサルには許されない。
4.ゴリラの群れのリーダー、シルバーバックのドラミング(コンゴ)。
5.シメコロシの木の根に営巣し、体長の20倍の跳躍力を誇るスラウェシメガネザル(インドネシア、スラウェシ島)。
6.シロテテナガザル(タイ)。
7.ファイアールルトンの地味な成獣に対して色鮮やかな黄色の子供。
8.ワオキツネザルの匂いを使った求愛(マダガスカル)。
9.オランウータンの8-9年にも及ぶ育児(スマトラ)。
10.チャクマヒヒの潮の満ち引きを熟知した海産物採集法。
11.ノドジロオマキザルの殻を閉ざした貝の食べ方(コスタリカ)。
12.EPISODE1でも取り上げられたフサオマキザルの道具を利用した椰子の実割り(ブラジル)。
13.人類と遺伝子の99パーセントが共通するチンパンジーの道具を使った食事や利他・示威行動をたっぷり。
メイキングは13のチンパンジーの生活を根気強く追うクル―の様子。
(ネタバレ終わり)
このシリーズは大好きです。
観ていて飽きないし、癒されます。
少しずつですが、コレクションとして集めています。
就学前の息子たちのために購入しました。(我が家はテレビを観ません)
映像が美しく迫力があるので、ナレーションはあまり理解できていないものの楽しんで何度も観ています。「食虫植物」「ミイデラゴミムシ」「キツネザル」「交尾」といった言葉も覚えてきたので、かなり集中して観ているなあ、と思います。私は寝る前にゴリラの物まねを要求されます。
ここまでは大満足なのですが、やはりもう少し安く買いたかったので星マイナス1、それから地獄谷のニホンザルについて「温泉に入れるのは階級の高いメスとその子どもたちだけ」というくだりがあるのですが、ネットで調べると「そんなことはない、BBCの作り話」という声がいくつか見られ、モヤモヤするのでもう1つマイナスしました。
テレビを観ない分、生き物について映像学習させたいと思っていろいろと探しましたが、充実したものはこれくらいしか見つかりませんでした。テレビを見せない、見せたくない親御さんは多いはずなので、この分野の作品がもっと増えてくるといいと思います。
生物の捕食、被食による行動を豊かな映像でよくとらえています。多少残酷そうな場面もありますが、むしろ自然界では当たり前のことで、良い作品にだと思います。
さすが、BBCならではの力作です!全世界、全人類を代表し、こうしたドキュメンタリー映像のアーカイブを残して行こうというプライドと使命感さえ感じます。ただただ感服するばかりです。素晴らしい記録映像ばかりで、特に子供に見せたいと思います。まさに「一目瞭然」という映像です。
ただし、環境映像やBGVの類いではありませんので、何度も何度も繰り返し観るかというと、そういうものではありませんが、1回観るだけでも、買う価値がある作品だと思います。
こんな根気のいるものを、よく作ったと思います。4歳の息子が食い入るように見ていました。
BBC EARTHシリーズの最終作品とあって大作です。
最初のディスクで全体の概要が紹介(これはBBC EARTHシリーズ共通?)され、その後、哺乳類、両生類、魚類など
ジャンル毎に非常に興味深い映像が・・・・とにかく好きな人にとってはたまらない作品だと思います。
日本猿やムツゴロウも紹介されていてなんとなくホッと(笑)
子供さんがいる方は、映画化もされるようですので、是非見せてあげて欲しいと思います。きっと何かを感じてくれるはず。
BBC EARTHシリーズ全6作品全て購入しましたが、どれも素晴らしいです。ただ、[ガンジス]と[ワイルドチャイナ]は日本語のナレーションは用意されていません。
個人的な感想ですが、どの作品も、見ていると我々人類の身勝手さを思い知らされます。
ネイチャードキュメンタリーが好きな方は買いです。
地上波ではみれない映像が沢山入ってます。カメラワークも凄い。どうやって撮影しているのだろうか?
映像を流しているだけでも楽しいです。