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プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 映画監督 宮崎 駿の仕事 「風立ちぬ」1000日の記録/引退宣言 知られざる物語 [Blu-ray]

プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 映画監督 宮崎 駿の仕事 「風立ちぬ」1000日の記録/引退宣言 知られざる物語 [Blu-ray]詳細

プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 映画監督 宮崎 駿の仕事 「風立ちぬ」1000日の記録/引退宣言 知られざる物語 [Blu-ray]

#70

アニメーション映画の巨匠 宮崎駿に迫る!
「風立ちぬ」の創作現場、引退宣言にいたる葛藤と真実の姿とは。

映画監督・宮崎駿が70歳を越え制作した「風立ちぬ」。
宮崎が得意のファンタジーから離れ、未知なる領域に挑んだ創作現場に長期密着した。

引退宣言にいたるまでの姿を追った回と合わせ、「プロフェッショナル」2回分を収録した特別編。

【内容】
プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編
宮崎駿 「風立ちぬ」1000日の記録

5年ぶりとなる新作「風立ちぬ」を公開した映画監督・宮崎駿。
その企画から映画誕生の瞬間まで、3年間にわたって密着取材した。宮崎は「前やってきたことをやりたいとは思っていない」と語り、実在の人物を初めて主人公にすえ、戦争という重いテーマと真正面から向き合った。
だが、その制作は困難の連続となる。東日本大震災の発生、年齢による衰え、そして見えない結末…。希代のクリエイターの飽くなき闘いを濃密に描く。

プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編
宮崎駿 引退宣言 知られざる物語

「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」など、数々の名作を世に送り出してきた巨匠は、なぜ愛してやまないアニメーション映画の世界に別れを告げることにしたのか。
7年間にわたって密着取材を継続してきた「プロフェッショナル 仕事の流儀」が、“人間・宮崎駿”の知られざる心の軌跡を追う。

■封入特典:ブックレット「ディレクター・インタビュー」(16ページ)・・・宮崎 駿を7年間追い続けたディレクターが、「風立ちぬ」企画から製作、そして引退会見に至るまでの宮崎の姿を語る

※「プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 宮崎駿 『風立ちぬ』1000日の記録」(2013年8月26日NHK総合で放送)と
「プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 宮崎駿 引退宣言 知られざる物語」(2013年11月18日NHK総合で放送)の2回を収録。

ドキュメンタリー/セル/120分/1920×1080i Full HD/ステレオ/二層/カラー/日本語字幕付/チャプター付/リーフレット付

プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 映画監督 宮崎 駿の仕事 「風立ちぬ」1000日の記録/引退宣言 知られざる物語 [Blu-ray]口コミ

僕もそうでしたが、これまで作られた数々の作品を見て勝手に巨匠としてのイメージが出来上がり、神聖視し、この人ならなんでも出来ると勝手に思い込んでいました。
しかし実体は、コンテを描く段階から「こうじゃない」「あぁじゃない」の連続で、ようやっと書き上げたコンテを今度は作画に起こしていく段階に入っても、アニメーターが描いてきた絵に向かって「はっ倒したい背中だな!」など、ついにはアニメーターに向かって「出来ないなら下ろす!(制作チームから)」など数々の自他に対する怒りを露わにするシーンが見られました。
それだけのストレスを自身にかける宮崎さんは、もはや睡眠導入剤がないと寝れないと不意に吐露するシーンもかなり印象的でした。
対して近所の保育園の子供達には本当に優しいおじいちゃんのように接する宮崎さんも見れて少しほっこりしました。
このドキュメントを視聴後一番最初の感想が、この人も人間だったんだ、、。
でした笑
このドキュメントは人間としての宮崎さんを一部ではありますが見ることが出来てとても満足でありました。

こういった映画制作の裏側、ホント大好き。
桑田佳祐さんや、細田守さんや深海誠さん尾田栄一郎さんなどのレコーディングや映画制作、漫画作画の裏側も観てみたい。ご本人たちは迷惑でしょうが

*宮崎駿さんの仕事の様子を拝見するのは、サラリーマンとしても大変勉強になります。

そのギリギリの姿がありのまま撮られております。薄っぺらくなってしまった今の世の中には劇中で繰り返されるボヤキが重たいかもしれませんが、そのボヤキひとつひとつを頭ごなしに拒否するのではなく受け入れてみてください。いろんなことを教えていただけると思います。創作に携わっている方にはぜひとも観ていただきたいです。

2018年再視聴。
リアルタイムで観た時には、「これで最後なんだよな」というつもりで納得してしまっていたのを覚えている。
なんだかんだ言ってみても、この30年日本のアニメーションがジブリが、宮崎駿が中心にいたのは違いないのだし、賛否両論はあったとしても多くの人が観たのも間違いのないことなのだというのは評価すべきなんだろう。そしてそこには宮崎駿が常に抱えていたものがあり、『ナウシカ』を作ってる時であれ、『もののけ姫』の時であれ、これに収められている『風立ちぬ』の時であれ、抱えているものは変わらなかったのだろう。だから、テレビ番組として観てしまうといつも同じじゃないかと思えてしまう部分が多いように見えてしまうのかもしれない。実際、絵コンテを切っている姿、スタッフを怒鳴りつけている姿、一人アトリエで過ごしている姿、事前に制作中の映画のタイトルを知らされていなければいつも同じように見えて仕方ない。それでも、そうした姿を見せながら一本の映画を作り続けている姿そのものにも意味があるように思う。
それにしても、宮崎駿はやはりアニメーターだったんだろうなあ。そして、アニメーターでは収まりきらないものを抱えていた人なんだろうなあ。そんなことを改めて思ってしまった。

発言も、「千と千尋~」を製作をしていた頃の方が面白かったです。

「~1000日の記録」の方はテレビで観たのですが「~引退宣言」の方は見逃したのでちょうど良かったです。

■「~1000日」の感想・内容

宮崎さんが「あーめんどくさい。」を連発しながら試行錯誤してるシーンが多々あり、そういう自然なシーンがたくさんです。
相変わらず宮崎さんはカメラの前でも飾らず、そのまんまです。

スタッフさんが宮崎さんにちゃんと意見を言っているシーンがあったり、
若い人を叱るシーン、
震災直後の緊急会議では世間の風潮には乗らず、ズバリ言うシーン。
そのあとの微笑ましい行動も人間らしいなと思いました。

相変わらず、宮崎さんも一人の人間なんだな~~~と思える内容です。
老いを感じる―というようなことを言ってましたが、
とてもそうは思えない、相変わらずの喋りがあり安心しました!

■息子の宮崎吾朗さんの「コクリコ坂から」の密着番組の方もおすすめです。
「風立ちぬ」と「コクリコ坂から」の製作期間が少しかぶっていることもあり、今回のと内容が少しつながっているんです。

コクリコ坂の密着のとき、宮崎駿さんがチラっと映っていて「宮崎駿は新作の製作にとりかかっていたー」というようなシーンがあるんですが、
それがまさに今回の「風立ちぬ」の製作場面だったのか~~………と、思えます。(笑)

去年友達と会ったときに、お互い「風立ちぬ」を一人で観に行ったという共通の話題があったので、ちょっと話してたんですが

『「風立ちぬ」と「耳をすませば」どっちが面白い?』

と聞かれると、正直とても迷う。というような話をしました。
どっちか…と聞かれてしまうと、やっぱり思い出がある「耳をすませば」と言ってしまう。

しかし、「どっちが面白い?」と聞かれると、まるで答えなかった方の作品がつまらないと言っているようで
どっちが面白いかなんて答えたくないと思えるほど、私は両方好きです。

この制作中の映像を観て、思うようにいかず、非常に苦しみながら描いている姿を見て「監督!(作るのは)もういいよ!!」と叫びたくなるようなシーンがたびたびありました。しかし、自分の本当に好きな物を出来あがり(監督の)、(自分だけかも知れませんが)ほっとしながらも、涙ぐむようなドキュメンタリーでした。それはやはり、(長編での)引退を聞いていたからでした。

今まで、色々なジブリのドキュメンタリーを観てきて、愚痴を言うのも、すぐに怒るのも愛のムチだと思っていましたし、監督の性格だからこそ素晴らしい作品が出来たのだと思いました。

このビデオにはそう言うメッセージが込められているような気がしました。

「監督!お疲れ様でした!!」→追記:どうやら「風立ちぬ」での、(長編での)引退はなさそうですね。

休止会見という形だったら良かったかも知れませんね。

新作を作っているのは嬉しい話ですが、心配な事は監督の体調が心配です。

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