GRAND PRIX 1984 総集編【新価格版】 [DVD]詳細
#62
ケニー・ロバーツが引退となり、マールボロ・ヤマハのエースとなったエディ・ローソンはチーム・メイトのバージニオ・フェラーリとの2台体制となった。一方のホンダはディフェンディング・チャンピオンのフレディ・スペンサー、ランディ・マモラ、レイモン・ロッシュそして片山敬済という布陣だった。ホンダのニューマシンであるV型4気筒のNSR500のデビューイヤーだったが、開幕戦の初日にスペンサーは、カーボン製のリヤホイールが破損し転倒負傷で欠場となってしまう。第2戦では最速を見せつけるものの、英米マッチレースで転倒し足首の骨折で第3戦も欠場。他にもNSRの不調により3気筒NS500の再登場などなかなか安定しないシーズンとなっていた。対するローソンはステディなライディングで確実にポイントを稼ぎ、自身にとって初タイトル獲得となった。その他スズキワークス撤退により最終モデルを駆ることになったフランコ・ウンチーニやバリー・シーン、市販マシンのRS500を駆りながら健闘するワイン・ガードナーの活躍などが見どころのシーズンとなっている。