コンテンツへスキップ

ヴェルディ: 歌劇《リゴレット》 (期間限定盤) [DVD]

ヴェルディ: 歌劇《リゴレット》 (期間限定盤) [DVD]詳細

ヴェルディ: 歌劇《リゴレット》 (期間限定盤) [DVD]

#35

【アンコールプレス】【限定盤】 パヴァロッティとグルベローヴァという超豪華な組み合わせによる「リゴレット」(映画版)を収録した映像作品。シャイー&ウィーン・フィルの演奏も豪華で見ごたえ抜群です。 ★

ヴェルディ: 歌劇《リゴレット》 (期間限定盤) [DVD]口コミ

商品は、説明どおりでした

素晴らしい作品と演奏&映像だった。まだ一度も観たことがなかったリゴレット。でもこのディスクは文句なしで一押しだろう。

パヴァロッティの輝かしいテノール、そしてヘロデ大王のような悪者ぶり。グルベローヴァの年齢不詳とも言える愛らしさと美しさ。この二人は本当に素晴らしい。マントヴァの映像と演出やセット・・どれもため息が出るほど。
パヴァロッティはルックスのみで言えば、「ボエーム」よりはこちらの方が断然威厳もあって体型にも似合っている。

ただ全く予備知識がなく観たので、あまりのひどい話に辛かった。マントヴァ侯爵は、まるでドン・ジョヴァンニかそれ以上にひどい!! 輝かしいアリアと裏腹の悲劇に心が痛んだ。原作はユゴーだったのも初めて知った。ユゴーは「レ・ミゼラブル」といい、まるで橋田壽賀子のよう。これでもか、これでもか・・と悲惨な話が続く。あ、違いますね・・逆だ。橋田さんが日本版ユゴー!?

音声のみ劇場録音の映画盤でした。
内容が内容だけに、劇場盤でなくてよかったかもしれません。
カーテンコールの時の表情が想像できませんから。
パヴァロッティさんのマントバ公爵は、悪人ですが、憎めませんでした。
彼の軽快な「女心の歌」が耳についてしまい、犬の散歩中に思わずハミングしてしまうほどです。
3拍子の歌で、オチャラけた感じの歌ですが、パヴァロッティさんもドミンゴさんも歌い方が「難しい歌」の1つと言っています。
オペラってストーリーはともかく、奥が深いですね。

劇場版と違ってリアリティーがあり、迫力あるシーンやアリアがとてもよい。画像の鮮明度は、もう少しクリアであったらと思いましたが、全体的にドラマチックな演出で、楽しめました。

ポネル演出の本作(1982)は、録音した歌・音楽と、映画のように実写した光景とを組み合わせている。マントヴァ公を歌うパヴァロッティ、ジルダを歌うグルヴェローバ、道化リゴレットと呪いを吐くモンテローネ伯を一人二役で兼ねるヴィクセル、ともに歌は素晴らしい。映像も北イタリアの古い宮廷や建造物を使い、歴史を感じさせる風格がある。『フィガロの結婚』映画版がそうであったように、ポネルは歴史考証に厳格なので、衣装も室内も16世紀の実像に迫っているのだろう。第一幕冒頭の乱痴気騒ぎのシーンは、フェリーニを思わせるグロテスクさが見事だ。音楽はスタジオ録音なので、舞台のライブ版よりずっとよいことも事実だ。第2幕最後のリゴレット父娘の絶唱、ジルダが「でも、許してあげてください、私たちの天からお許しをいただくのですから」と歌うシーンは、本当に万感胸に迫る。全体として優れた出来栄えなのだが、私の好みとしては、映画形式のオペラは、舞台のライブ録画に比べると何かが欠けているように感じるので、星4つに。例えば、殺し屋スパラフチーレの歯は醜く欠けているが、まだ若い歌手フルラネットの歯が欠けているわけはない。欠けた部分は黒く塗っているのがよく分かる。つまり、アップ過ぎる映像になるのが映画版の欠点だろう。映画は美男美女の表情の細部を見せるには最適だが、オペラはちょっと違う側面があるから。

映画仕立てのオペラです。歌手は下記の通りです。 Mantova: Pavarotti, Rigoletto: I. Wixell, Gilda: E. Gruberova、 若いときのパバロッティが、はまり役のモントヴァ公爵を十二分に歌いこなしております。舞台も素晴らしくオペラ初心者は勿論、オペラファンでなくても十分に楽しめます。

三人の主役がヴィクセル・グルベローヴァ・パヴァロッティで、オーケストラがウィーンフィル、演出がポネルとなれば、よい映像にならないほうがおかしいともいえるでしょうが、それにしてもこのディスクはまさに非の打ち所のない名演といえます。もとの作品自体が、ヴェルディの作品中でも屈指の心理描写を誇るものである上に、完璧な歌、完璧な伴奏、完璧な演技、完璧な演出と、もうこれ以上何を望もうか、といった満足感を与えてくれるオペラ映画です。上記の三人以外の出演者達も、皆芸達者な演技を見せてくれる人達ばかりですが、やはり一番の見所は第二幕中盤のリゴレットの迫真の演技と、第三幕のジルダの可憐な姿でしょう。そして何といっても極めつけなのは、ウィーンフィルの演奏の素晴らしさです。何気ない弦楽器の伴奏・何気ない管楽器のフレーズ・何気ない打楽器の一打ちに、なんと深く強い感情が表現されていることでしょう。ともかく、ヴェルディやイタリアオペラがそれほど好きでなかったとしても、クラシック音楽に少しでも興味がある方ならぜひ皆に観ていただきたい一枚です。

映画版ならではの華やかさと、罪悪感の無さが女を苦しめる悪い男を好演するパヴァロッティが何といってもたまりません。

パヴァちゃんが嬉しそうに歌う「女心の歌」を聴いていると、「女心が変わりやすいなんて、心が変わるっちゅ〜のは、そりゃ〜あんたのことでしょ!」と何故ジルダが突っ込まなかったのか、疑問に感じるほどです。