演劇女子部 ミュージカル「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」 [DVD]詳細
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■2014年6月5日(木)~15日(日)東京公演:池袋サンシャイン劇場、6月20日(金)~21日(土)大阪公演:森ノ宮ピロティホールで行われた、モーニング娘。’14メンバー、スマイレージ、ハロプロ研修生メンバーが出演する、演劇女子部ミュージカル「リリウム」少女純潔歌劇の模様を収録。また劇中で歌唱した歌をサウンドトラックアルバムとしてリリースします! <出演>モーニング娘。’14メンバー:譜久村聖(竜胆)、鞘師里保(リリー)、鈴木香音(ローズ)、石田亜佑美(チェリー)、佐藤優樹(マーガレット)、工藤遥(ファルス)、小田さくら(シルベチカ)スマイレージ:和田彩花(スノウ)、福田花音(紫蘭)、中西香菜(キャメリア)、竹内朱莉(カトレア)、勝田里奈(ナスターシャム)、田村芽実(マリーゴールド)ハロプロ研修生メンバー:田辺奈菜美(ジャスミン)、加賀楓(クレマチス)、佐々木莉佳子(ミモザ)脚本・演出:末満健一、音楽:和田俊輔、振付:YOSHIKO
演劇女子部 ミュージカル「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」 [DVD]口コミ
DステTRUMPを観てからというものの、すっかり繭期になってしまい、次の作品をどうしようかと他の作品を調べて居たところ、知人のススメもあり、こちらを購入しました。
最初はルパパトのうみかちゃんを演じた工藤遥ちゃん目当てで、演じるのがハロプロの皆ということもあり失礼ながらお話はそんなに期待していなかったのですが、観ているうちにどんどん惹き込まれていき、最後には涙してしまいました。
買うか買わないか、迷ってる方。オススメです!少女達の絶望劇、素晴らしかったです…!
人間たちの里から離れた、クランと呼ばれるその森のサナトリウムは、秩序や規範への不適合が顕著になる繭期(思春期)の吸血種を隔離し、矯正・教育する施設。ある日、主人公リリーは、友人のシルベチカがどこにもいないことに気づく。しかし、シルベチカの姿を見つけることが出来ないどころか、施設の仲間たちの誰もが、シルベチカなどという人物は、最初からここにはいないと言い捨てる。皆がリリーをからかっているのか? それともシルベチカはリリーの幻想なのか? 謎を追ううちに、自分たちが隔離されているクランが、教えられていたような施設ではないことに、リリーたちは気づいてゆく…。
架空の吸血種と、彼らが伝説とする不死のバンパイアという、ファンタスチックな世界観を立ち上げることによって、人間にとって普遍的な生と死という究極の命題を際立たせ、それに向かって立ちすくむ者の、愛と孤独と絶望を描き出している。伏線を張りめぐらせた精緻な構成に意外性やサスペンスを盛った、クローズドサークルもののスリラーに、日本の女性アイドルグループの最高峰ともいうべき、ハロープロジェクトメンバーの可憐でエネルギッシュな歌とダンスをまとわせた、ゴシックミステリー歌劇の傑作となっている。脚本・演出の末満健一と、和田彩花、工藤遥、鞘師里保の4人による、オーディオコメンタリーの特典音声もファンには楽しく、DVD&CDの二枚組だが、両方とも買ってからリピートが止まらない。
そのダークな内容やクオリティの高さから、アイドル演劇らしからぬとよく言われたりする本作だが、一方で、これほど真っ向からアイドル劇であることを念頭に創作された作品も少ないのではないか。記憶にまつわるミステリを、わすれな草の花物語りで脚色し、登場人物すべてを花の名前で飾っただけではない。”アイドルはトイレに行かない”などとは、よく口にされる言葉だが、アイドルに対する過度な憧憬や愛情は、世俗の常識を逸脱したある種の信仰の境地へと人の心を誘う。年老いることなく永遠の美と純潔をたもつ少女とは、まさにアイドルの究極の理想型ではないか。このクランは、理想のアイドルの花園であり、かの”お館様”は、究極のドルヲタともいえよう。しかし、そうした理想を追求し具現化させることは、かくも残酷なことなのである…。
※隠しメニュー知りませんでした。古いレビューを読んで知りました。書き置いてくださった方、ありがとうございます。最近またベストセラーになって、新規の末満ファンやハロプロファンも多く、知らない人、気づいてない方も多いのではないかと思われるので、ここにも書き残しておきます。
◎チャプターリスト『翻弄するファルス』から ①操作ボタン右▶へ ②決定ボタン
まじでほんとに好き……もしタイムスリップ出来るなら時間戻して劇場まで見に行きたかったって思う作品。LILIUM単体でも観れるし、TRUMPシリーズの一作品としても観れます。私はTRUMPシリーズの中で、LILIUMを一番最初に観ましたがそれでも十分楽しめました。
綺麗で可愛くて儚くて残酷。アイドルである彼女たちにしか出来ない演劇だと思いました。本当に好きです。
タイムスリップが出来ないことを嘆いて生きてきましたが、このDVDさえあれば一時停止、巻き戻し再生で推しの一挙手一投足を何度でも見ることが出来ます。最高です。素晴らしいです。人生に希望が持てました。
人生に絶望している人はとりあえずこれを買うべきです。
ちなみに推しは紫蘭お姉様です。
全人類紫蘭お姉様をすこれ。
噂のリリウム。娘。黄金世代の私がまたハロプロ熱が再燃してから、後追いで空白期間を埋めるなか、いろんなところで聞いたのが、このリリウム。とにかく尊い。物語は衝撃的で、散りばめられた伏線と練られた内容は見応え充分。曲も演出もダンスも素敵。それらを最大限に活かして輝くメンバー。彼女たちの高い実力と、精一杯さがあるからこその舞台。アイドル舞台にしてはレベルが高すぎる、でもやっぱりどこかアイドルっぽい。そのちぐはぐさが少女の不安定で未確定な要素とマッチして、非常に煌めいてる。出演者全員10代(しかも大半14~16歳)なんて、すごすぎる。みんなの宝物の瞬間を閉じこめてくれて、ありがとうございます。6年の時を越えても、観れてよかった。私の繭期の始まり。特に鞘師に度肝を抜かれた…。ほーんと、すごい。
元々ハロプロのファンでライブ映像は沢山見てましたが、舞台にあまり興味がなくスルーしていました。
脚本の末満さんファンの方に勧められて借りたところ、あまりの素晴らしさに驚くとともにどうして
私はこれを見ていなかったんだと激しく後悔しつつ、自分でも購入することにしました。
舞台はほぼ初めて見たので舞台としてどう凄いかはわからないのですが、それぞれの子の
魅力を伝えていきたいです。ちょっとネタバレになるかも。そして長い。
鞘師(リリー)…普段の鞘師より数段コミカルで明るいキャラだったのが可愛かった!
主人公である以上ストーリーテラー的部分も強いですが、後半にかける演技と最後の叫びは
本当に凄かった!怖かった!ダンスクイーンとして勿論、ひとつひとつの動きがかっこいい!
でも鞘師のダンスや運動力を見るならもう少し戦いシーンみたいなのほしかったかも?
和田(スノウ)…普段のあやちょより数段大人しくて儚げなのでこれ見たあとに
アンジュルムのライブ映像見て後頭部殴られるような衝撃もらいたい笑 衣装が一番好み!
工藤(ファルス)…どぅーを見るだけでもかなり得るものがたくさんある!後半の演技は
本当に必見で、14歳でこれは本当にやばいし正直ことごとくみんなが惚れるのがよくわかった笑
歌声もハスキーで掠れる部分が演技の大事なところで上手く混じり合っててとても良かった。
田村(マリーゴールド)…めいめい見るだけでも(以下同文)彼女は本当にちょっと一人
レベルが違います。他の子も勿論凄くてアイドルの枠超えてるんだけど、一人だけもう舞台女優の
貫禄なんだよな…え、15歳?マジ?35歳くらいの貫禄あったよって感じ(褒めてる)泣いてるような
笑ってるような狂気の演技はまさに必見。
福田(紫蘭)…まろがいた頃のアンジュルムはまだそんなに自分は知らない頃だったので、新鮮でした。
歌が上手いことすら知らなくて…可愛い声と顔立ちなのに古臭い言葉遣いをさせるちょっと漫画的な
感じがとても合っていて立体感が出ていて良かった。
譜久村(竜胆)…お姉様という言葉がバッチリ合うふくちゃん。お話的にはまろの影に隠れがちな
立場なのがちょっと残念ではあるけど、悲痛なヒロイン感のある歌声の片鱗が聞けてとても満足。
小田(シルベチカ)…小田担当なのでとてもたまらない…お話的にあまり出番はないけれど、その分
持ち味の歌が沢山あって使うべきとこわかってるー!て感じ。現役の中では一番下っ端のはずなのに
冒頭からソロで歌うし、表現力の化け物じみためいめいと歌い合ったりと本当小田は一体何者なんだろうか。
中西(キャメリア)…彼女の魅力を知れたのが自分的には一番の収穫だった!2期の他3人に比べ
あまり突出してなくてどう見たらいいのかと思ってた彼女の新しい部分が知れました。小田と一緒に歌う
曲は歌声で比較されそうと思ったけど、まさかまさかここまで歌えるなんて!前奏で泣く。
石田(チェリー)…裏主人公と言ってもいいくらいとても動いてたし、動きひとつひとつが昭和感あって
本当に良いものを持っている。平成生まれなのに汗 でも本当にそこがとても良くて、コミカルな動きが
一番出てて作品がただ悲しい話にならずとても楽しめた。シルベチカ~の部分の顔は本当に素晴らしい。
竹内(カトレア)…役柄的に彼女の歌声があまり発揮されてなかったのがちょっと残念ではあったけど、
だーいしとのコントだったり歌声以外の部分でとても味が出ててマスコット的に可愛かった。
鈴木(ローズ)…竹ちゃん同様もっと歌ってほしかったなという部分もありつつ、ユニゾン部分で
ズッキの低い声がしっかりみんなを支えていて厚みが生まれててやっぱり良い声だった。
勝田(ナスターシャム)…省エネ動きがむしろ役柄を作っててとても良かった!普段のローテンションな
声と表情に比べ、歌うと輪郭のはっきりした声が出てきてそのギャップがとても素敵。2期好き。
佐藤(マーガレット)…出番は少ないけど印象に残るシーンがとても多くて美味しいキャラだなって
感じたし、歌の表現力はやっぱりピカイチ。この作品では陰の田村と陽の佐藤の表現力が楽しめるけど、
現在はめいめいのが明るくて壮大だったり可愛い歌を歌ってて、まーちゃんがぞくっとするような女の
荒々しい表現をしていたりして本当にハロプロ勢の成長は面白い。
田辺(ジャスミン)…全員ダンスの時に割とフロント側にいてちょこちょこアップでダンスが見れて
真剣な顔が印象に残っている。辞めちゃったのはちょっと残念だな…
加賀(クレマチス)…3人の中で一番声がしっかり出てて感情が乗っていて良い逸材だな~って
素人目にも思える。し、なんといっても加賀ちゃん幼い!ってなるのがなんかエモいです笑
佐々木(ミモザ)…くりくり動いてとても可愛いんだけど、めいめいに噛まれた時とか随所随所で
イケメンになるであろう片鱗が出ててとても楽しい笑
しかしながら、とても10代の数年しか経験のないアイドルがする演技とパフォーマンスではない汗
「アイドル舞台」と見ると痛い目見るというのがよくわかったし、猛省します。
そして舞台の面白さもわかってきました。
数年経って見たらまた違う面白さを発見できそうです。