映画ドラえもん のび太の地球交響楽 DVD通常版(特典なし) [DVD]詳細
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[仕様・特典他] 本編ディスク1枚 (115分) ・映画本編を収録したDVD版ディスク ★映像特典 ・特報/予告/TVスポット ★初回生産限定特典 ・映画ドラえもん特製ミニクリアファイル — 「“音楽の未来””は…のび太に託された!? ドラえもんたちが奏でる交響楽で地球を救う大冒険が始まる!!」 学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太。 その前にあらわれた不思議な少女・ミッカは、のび太の吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入り、音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂””にドラえもんたちを招き入れる。ミッカはこの殿堂を救うため、一緒に演奏をする音楽の達人【ヴィルトゥオーゾ】を探していたのだった! ひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って楽器を選び、ミッカと共に演奏することで、少しずつ殿堂を復活させていくドラえもんたち。しかし、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫ってきて、地球にも危機が……!! はたして、“音楽の未来””、そして地球を救うことができるのか!? <スタッフ> 原作:藤子・F・不二雄/監督:今井一暁/脚本:内海照子/キャラクターデザイン:河毛雅妃/総作画監督:河毛雅妃・中野悟史/美術監督:秋山健太郎・藤野真里/撮影監督:末弘孝史/録音監督:田中章喜/音楽:服部隆之 <キャスト> ドラえもん:水田わさび/のび太:大原めぐみ/しずか:かかずゆみ/ジャイアン:木村 昴/スネ夫:関 智一/ミッカ:平野莉亜菜/チャペック:菊池こころ/タキレン:チョー/モーツェル:田村睦心/バンドメンバー:Vaundy・加賀 翔(かが屋)・賀屋壮也(かが屋)/パロパロ:悠木 碧/ネコ:天月/ミーナ:芳根京子/ワークナー:石丸幹二/ヴェントー:吉川晃司 [発売元他] 発売元:小学館 販売元:ポニーキャニオン (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024 <仕様は予告なく変更する場合がございます>
映画ドラえもん のび太の地球交響楽 DVD通常版(特典なし) [DVD]口コミ
テレビのドラえもんに近い感覚で観られました。
冒険活劇だけれど、今回は友情や軍事色を過剰に押し出しません。
のび太はのび太。ジャイアンもジャイアン。スネ夫がジャイアンのツッコミ役になっていて、キテレツ大百科のトンガリみたいでした。
登場武器は空気砲くらい。メインの活躍道具は、ムード盛り上げ楽団や、コエカタマリン。劇場版ではレアなラインナップでした。オリジナルの秘密道具も出てきますよ。
冒頭、事の発端になるのが「あらかじめ日記」なのは巧いですね。「もしもボックス」だと「魔界大冒険」とかぶってしまいますからね。
中盤が間延びしすぎ。物語における「問題点とその解決法」が後半まで明かされないので、観ていてしんどかったです。その他、ちいさなツッコミどころもあります。
のび太たち5人が、ファーレの殿堂と地球を救う為に音楽を奏でるのだけれど、それぞれの担当楽器が絶妙です。
静香ちゃんが打楽器なのは意外とともに納得でした。バイオリンは弾けないけれど、リズム感に長けていたのですね。ジャイアンがチューバなのもよかったです!
スネ夫のバイオリンは自然でした。彼が一番、どんな楽器も使いこなせそうだし。のび太も・・・最高です。
この映画が秀でているのは「音楽」の解釈。
「音楽とは何ぞ」的な映画や漫画は、新旧洋邦多々ありますね。その多くが、特定ジャンルの音楽を提示し「これをイイと思えない奴は音楽が分かってない」と押し付けてくるものばかりです。音楽の危険な面を助長していますよね。
本作は「音楽は個人の好みに過ぎない」ことを踏まえた上でその素晴らしさを謳いあげてくれます。
わたしたちが生きていけるのは好きな曲あってこそ。ジャンルは自由。クラシック、ポップス、ヒップホップ、演歌、ロック、フォーク、童謡。ラジオから流れてきた曲や鼻歌にだって、人を支える力がある。
ラスト、そのメッセージが天空めがけて打ち上げられ、宇宙で咲き乱れます。地球交響楽。タイトルそのまんまの盛り上がりでした。
ベートーベンやバッハ、滝廉太郎・・・歴史に名を残した先人へのリスペクトを入れているのもグッドでした。
ミッカがのび太を「のほほんメガネ」と呼ぶのが可愛かったです。歌声がノンビブラートなのも、「ドラえもん」の世界観とマッチしていますね。
主題歌 最高♪