踊る大捜査線(6) [DVD]

踊る大捜査線(6) [DVD]詳細

踊る大捜査線(6) [DVD]

#91

97年1月よりフジテレビ系で放映され、好視聴率を獲得した人気ドラマ。織田裕二の歌う主題歌「Love Somebody」も大ヒットを記録した。 — 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)演出: 本広克行/澤田鎌作 脚本: 君塚良一 音楽: 松本晃彦 出演: 織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/水野美紀/いかりや長介 — 内容(「CDジャーナル」データベースより)

踊る大捜査線(6) [DVD]口コミ

伏線やリンクを探す意味でも、純粋なドラマとしてもとても秀逸だと思う。解説付き映像は「ホオ」と思いながら見た。コマーシャルがないのはとてもいい、というより流れが断ち切れない映像こそ踊るの醍醐味。

  OAしてから今までに現実に銃を使った凶悪な事件が増えたので制服警官でも既に脇腹や背中まで覆う防弾チョッキに変わりました。また拳銃発砲の制限も大幅に緩和されました。
 しかし最終話では査問委員会で何故威嚇発砲しなかったのか問われてしまいます。そして今までの青島流捜査まで対象が及び湾岸署を離れることになってしまう…。お堅い警察組織は新しい風に対しては厳しかった。
 犯人が拳銃を左に90度回転させて構えるシーンがあるが、画としては格好良いいです。他の洋画でもあの構え方は当時流行ってましたから。実際にエアーガンでやってみましたがあまり実用的でないことが分かりました。右手で銃を構えると右側にかなりの死角が出来てしまう事です。左へ撃っていくには良いかもしれませんが、2丁拳銃と同じくやはりフィクションの世界ならではです。

DVD化されたTV版であるが、
この巻には、踊る大捜査線のよさがすべて凝縮されている!
特筆すべきは第十話のラスト10分。
このシーンこそが、踊る大捜査線のテーマそのものである。
つまり、キャリアである室井と、ノンキャリアである青島が完全にひとつになるシーンだ。
室井の「もう上には何も言わせない!!」このセリフにしびれます。
青島も室井のこの言葉を聞いてすべてを室井にゆだねる決意をするのです。
1~5巻がイントロとまで思えてしまうようなシーンの連続に、自分の目を疑うことすらあるかもしれません。
ちなみに映像特典としてNG集がついてきます。
が、これを見てしまっては・・・・余韻が去ってからにしたほうがいいかもしれません。

 偏った物言いかもしれないがこのシリーズは結局のところ、人間に必要な「勇気と人情」を描いた点が共感されているのではないだろうか。社会的に残虐な事件が相次ぐ昨今だが、我々はそれを乗り越えて心の片隅で明るい未来を想像しながら毎日を生きている。つまり、たとえ自分の思う通りに行かなくてもそこで頑張っていれば何かに役立てるという希望を持ってである。青島刑事と室井警視正が要所要所で見せる「勇気と人情」はまさにそれと合致する。何かと商業的な傾向に陥りやすい最近の踊る〜だが、視聴者の琴線に触れる踊る〜こそ最も期待する点ではなかろうか。

 第10話「凶弾・雨に消えた刑事の涙」で凶弾に倒れる真下。当初凶弾に倒れるのは和久さんの予定だったそうです。いかりや長介はスタッフとのやりとりの中でこの話をされた時「〜そうですか。」と。「いやぁ、そんなきれいな死に方するかねぇ」と言われ、スタッフは真下に変更されたそうです。ドラマとしては「あいつみたいなヤツの方が話としては効くだろう」とコメントしていたそうです。最終2話の緊張感は真下が撃たれてこそ引き締まった感じがします。第11話「青島刑事よ永遠に」ついに最終回。和久の追っていた八王子署警官殺しの容疑者が真下を撃った。和久は悔やみ、すみれは「体が痛い」とうな垂れる。雪乃は昏睡状態の真下の手に青島の御守を握らせた。青島は本店の査察官に情報入手の手段で非合法な取引があったのではないかと嫌疑をかけられる。苛立ちと焦燥で掴み掛かる青島を説き伏せた室井が取った手段とは!