日本のいちばん長い日 [東宝DVD名作セレクション]詳細
#85
☆東宝DVD名作セレクション 第2弾☆
2015年は戦後70周年。
第2弾は戦記作品23作品をラインナップ!
昭和二十年八月十五日―。太平洋戦争終結の瞬間に至るまでの激動の24時間を描く!
【映像特典】予告篇
【静止画】ポスターギャラリー
【封入特典】解説書
【キャスト】
三船敏郎/加山雄三/黒沢年男/佐藤 允/中丸忠雄/加東大介/小林桂樹/島田正吾/新珠三千代/山村 聡/笠智衆
【スタッフ】
監督:岡本喜八 原作:大宅壮一 脚本:橋本忍
【仕様】
モノクロ/158分/16:9LBシネスコ/音声1日本語モノラル2日本語5.1chRemix/字幕:日本語/1967年
※デザイン・仕様は変更になる可能性がございます。
日本のいちばん長い日 [東宝DVD名作セレクション]口コミ
1967年版はキャストも見応えのある人たちだし、
半藤一利氏の「宮城事件」を鮮明にした原作に忠実に作られている。
(映画として筋が通っていて面白いと思う)
しかしなんと言っても阿南惟幾 – 三船敏郎の演技が素晴らしい。
三船の映画では最高の一つではないか?
何気にナレーターの仲代達矢の抑制の効いたナレーションも素晴らしい。
これ程豪華な出演陣は今では考えられません。しかも幼少で記憶に無いまたは疎開していた方以外は戦争を体験されています。制作陣も然り。それ故の重厚さ。それを群像劇としてきちんと纏め上げています。
リメイク版では、鈴木首相と阿南陸相に焦点を当てざるおえなかった=群像劇にすることは不可能だったと言う事でしょうか。
事実との違いや架空の人物の登場など全く気になりません。
この作品も所謂、陸軍悪玉説的なところはありますが、大西軍令部次長の「あと2000万の特攻」をと、東郷外相に詰め寄るシーンや、302空司令の態度でバランスを取っていると思います。
ヒトラー最後の12日間も傑作でしたが、当時のドイツと日本の、戦争目的や政治·軍事における法令や組織体質の違い等、あわせて鑑賞することをお勧め致します。
国民や第一線の兵士の事など考えていないトップの思考は今も変わらない。
いかにバカが軍を動かしていたかがよくわかる……
18歳で初めて見て、当時のオールキャストで作り上げたすごい映画 とくに黒澤年男の狂気の様は印象深い
でも、当時は高橋悦史の井田中佐の様が格好よく映って気に入っていた
おもくるしい映画
・映画として:内閣、宮内庁、軍エリート、民間人、自警団、などの立場による思考回路&立居振る舞いの違いが演技でよく表現されている点で、ヒューマン映画としても飽きさせない
・内容への感想:国民に行動をとらせるためにひとたび極端な思想に洗脳してしまうと、方針継続の間は有効だが柔軟で合理的な方針転換の際に足かせになるという教訓。なのに、戦後の日本の国民は逆の向きの思想に染め上げられただけで、思考停止が板についているという点で戦時中と違いがない。困った国民性だと思う
もっと詳細に描いたら、もっと面白いものになると思いますが、8/15、12時の放送に至るまでの概略が解りました。