犬神家の一族 角川映画 THE BEST [DVD]詳細
#68
愛と憎しみ、そして怪奇…
犬神家に起こった遺言状殺人事件!
【ストーリー】
信州財界のフィクサー・犬神佐兵衛が残した謎の遺言状。
犬神財閥の巨額の遺産を巡って、血塗られた連続殺人が起こる。
犬神家の家宝である 斧(ヨキ)・琴(コト)・菊(キク)に隠された秘密とは?
名探偵・金田一耕助が解き明かす血の系譜、そして意外な真相とは!?
ミステリー界の巨匠・横溝正史の世界を映像化した最高傑作にして、記念すべき角川映画第一作目。
犬神家の一族 角川映画 THE BEST [DVD]口コミ
私のブルーレイプレーヤーがウルトラHDに対応していなかったのがショックでしたが、同梱された通常ブルーレイ版でも綺麗でした。また写真集も楽しめました。
ウルトラHDに対応したプレーヤーを購入して、どのくらい綺麗な画質なのか確認するのが楽しみです。
俳優陣やカメラワーク、そして何よりも音楽がすばらしい。
バランスの取れた名作です。
ホラーと思ってる方が多いかも知れませんが、ミステリーです。
悲しい物語です。
今思うと、昭和はよかったですね。
改めて観て思うのだが青沼静馬の心情を もう少し描いていれば、、、。
静馬は母を(松子竹子梅子)の三姉妹に襲撃虐待され その後も悲惨な人生を歩んでいた。
戦時中も然り、劇中の台詞にあるように「犬神家への怨みだけが俺を支えていた」と言ってる。
犬神家への憎しみがなかったら?彼はとっくめげていただろう、
あの三姉妹があんな事さえしなかったら静馬も母(菊乃)も もう少し普通の静かな人生を送って行けた
筈であった、、。元々静馬は穏やかな性格みたいだし、今度力量のある監督が映画化する時は
静馬にもう少しシンパシーを、、映画もTVドラマも悪に描いている感じだ・・・。
やっぱり犬神家の一族面白いですね。4K映像の美しさ以上に音が綺麗になっていて大満足です。DVDも放送でもノイズが乗っていたのでそれが無くなっていて良かったです。4Kで精彩になった分撮影の粗までもはっきりわかるのが面白かったです。オプティカル処理で滲んだ感じやフォーカスがあって無いところなど。監督の狙いでフォーカスがずらされている処もあるようですがここはピントが合ってないとおかしいのではと思われるところもありそういったディテールも良くわかるのは4Kならではと思いました。画角や色調も色々と議論がありましたが付録の特典ディスクに4Kデジタル修復の過程を収めたドキュメンタリーが入っているのでそれを見て今回のが決定版であるというのが分かりました。付属の犬神家の一族完全資料集成もしっかりとした作りでボリュームもあるので良かったです。この書籍によるとカットされたシーンもあったようなので市川監督がご存命だったら今のご時世ディレクターズカット版なども作っていただけたら面白かっただろうなと思ってしまいました。付録の予告編は本編に使われてないカットがあったり、今だったらこれネタバレになるから絶対に使わないだろうというようなカットがあって面白かったです。あと画質にこだわった一枚だけに画質調整用の簡易的なグレースケール見たいのがついているので画質調整機能があるものなら調整できるのもうれしいですね。
金田一シリーズはこれ!
そして石坂浩二です!面白いです。
懐かしく鑑賞しました。
4Kデジタルレストアにより、映像の細かいところまでよく見えるようになりました。
本編開始24分頃からはじまる、一族が揃い遺言状が開封されるシーンをよく見ると、古館弁護士が手にしている封筒の裏にこう書かれています。「昭和二十四年六月四日 犬神佐兵衛」。あれ?と思い冒頭を見直すと、佐兵衛が亡くなったのは「昭和二十二年二月」のテロップ。バックの「信濃毎朝新聞」の日付も「昭和22年2月7日」です(土曜日となっていますが、この日は実際は金曜日)。これはどういうことでしょうか。
原作ではこの作品の時代設定は「昭和二十×年」とのみ記述されていますが、登場人物の年齢は「昭和24年」を基準に設定されているとのこと。しかし、昭和24年とした場合、昭和22年に民法が改正されているため、件の遺言状の内容が法に抵触するとの指摘もあります。興味のある方はネットで検索してください。ウィキペディアにも説明があります。
想像するに、元々原作どおり「昭和24年」設定で撮影を進めていたところ、この民法問題や何かの理由で「昭和22年」に修正することとなったが、主要キャストが勢揃いする遺言状のシーンは既に撮り終えており、スケジュールや予算の都合で撮り直しもできない、当時のスクリーンの解像度では封筒の文字までは見えなかったのでこれでOKとしたのかもしれません。同梱の「完全資料集成」にそのあたりの事情が書かれているのではと思ったのですが、ざっと見た感じでは特に言及なし。あるいは自分が知らないだけで、熱心なファンの方はとっくにご承知のネタなのでしょうか。とにかく何度見ても新しい発見のあるミステリ映画の名作です。
設計完整的懸疑故事
必須推