あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 砂の器 [Blu-ray]詳細
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「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」シリーズ解禁。松竹最強伝説が遂に始まる! 東京・蒲田の国鉄操車場内で起きた殺人事件。被害者が遺した言葉「カメダ」の謎。 迷宮入りかと焦る刑事たちの前に、或る天才音楽家の姿が“宿命”の旋律と共に浮かび上がった。 ■「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」2014年10月よりシリーズスタート! 映画ファンがブルーレイ化を待ちに待った“あの頃”の映画、忘れじの名作から異色のカルト作まで、大ヒット作、人気作ばかりが続々と登場。 このリリースにあわせ、既発売のブルーレイ盤『切腹』『幸福の黄色いハンカチ』『砂の器』も価格改定し、リニューアルジャケットで装いも新たに登場! ・4Kスキャンによるデジタル修復を施し画も音も美しく甦った“デジタルリマスター版”(2005)を収録。ロスレスのDTS-HD Master Audio仕様で5.1chサラウンド音声とオリジナル音声を収録! ・デジタルリマスター版の映像監修は本映画の撮影監督である川又昂(※作字)氏が担当 ・これまでの価格(税抜4,700円)を大幅改定、ブルーレイ税抜3.300円の新価格を実現! ・持っていたい、集めてみたいコレクション性の高いブルーレイシリーズが毎月発売! ●松本清張の最高峰との呼び声も高い原作を映画化した推理サスペンスの傑作! ●モスクワ国際映画祭審査員特別賞 受賞! ●毎日映画コンクール 作品賞 監督賞 脚本賞 音楽賞 受賞! ●朝日ベストテン映画作品第一位! ●数々の松本清張作品を手掛ける野村芳太郎監督の代表作! ●芥川也寸志音楽監督のもと、菅野光亮による『宿命』は日本映画を代表する名スコア! ストーリー 東京・蒲田にある国鉄の操車場内で殺人事件が発生。しかし被害者の身許が不明で捜査は難航。迷宮入りかと思われた矢先、被害者が殺される直前に或る男と会っていたことが判明した。 ふたりの会話のなかで交わされていた「カメダ」という言葉。地名か?人の名か? 事件解明のために奔走する刑事、今西(丹波哲郎)と吉村(森田健作)は偶然、新進気鋭の天才音楽家、和賀英良(加藤剛)と遭遇する。 そして、やがて事件は思わぬ展開を見せ始めるのだった…。日本各地で長期ロケを敢行。 美しい四季折々の風景と共に、人間の宿命とは何かを描ききった松竹映画の代表作。『宿命』のメロディが浮き彫りにする哀しくも美しい映像美。 クライマックスの40分間は推理サスペンスと感動が交錯する日本映画屈指の名シークエンス! 映像特典 特報・予告篇・デジタルリマスター版特報 バリアフリー再生機能付き ◆日本語字幕 仕様・封入特典 ※ディスク内容は2011年発売の『砂の器 デジタルリマスター2005』(SHBR-18)と同じです。 ※商品仕様、特典等については変更となる場合がございます。
あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 砂の器 [Blu-ray]口コミ
★注意! ネタバレを含みます!
この映画の丹波哲郎に「キイハンター」の黒木や「007は二度死ぬ」のタイガー田中の面影はありません。今西刑事そのものとしか言いようがありません。
丁寧な演出。素人の分析で正しくないかもしれませんが、飲み屋の女給から聞き取りにさえ、捜査本部での聞き取りと飲み屋での実況見分のカットがあり、テレビの2時間ドラマなどと質的に異なります。
島年県の三森署署長役の松本克平(長野県南安曇野郡出身)は「三木」を「めき」と言うが、元同僚役の花沢徳衛(東京・神田出身)は「みき」と言う。花沢は方言でキャラクター付けする必要のないほど強烈な田舎顔なのでそのままだったのかと思う。松本は二回目に登場したときには「みき」というが、これは警視庁の今西(丹波)に合わせたという恰好かもしれません。
蝉の鳴き声が違う。
秋田での蝉の声(不明)、島根県での蝉の声(不明)、石川県での蝉(ヒグラシとツクツクボウシ)の声が4種類使われている。
独特の癖のある話し方から、笠智衆は大根役者だと思っている人が多いですが、一本調子のなかでも出雲方言を丁寧に話し、感情を表現していると思います。
日本映画研究家の春日太一によると、映画「ゼロの焦点」(1961年公開)が好評だったため、松本清張はこの映画に携わった監督・野村芳太郎と脚本・橋本忍のコンビに、当時新聞連載中だった「砂の器」の映画化を依頼したそうです。しかし、橋本氏は原作のあまりのつまらなさに愕然としたとのことです。辛うじて、親子の行脚について「この親子にしかわらない」という一節を発見して、どうにか映画になるかなと思ったそうです。
黒澤明は橋本氏の脚本を読んで冒頭のシーンが事件解明につながらないことや血染めのシャツの処分の仕方の不自然さなどから、破綻していると指摘していたそうです。
松本清張を天まで持ち上げる人が多いですが、ほとんどすべての作品が破綻していると思います。この当時でさえ、本当の警察なら、東北弁と出雲弁が似ているというのは初日に判明していると思います。
破綻した原作小説を、橋本脚本と丹波の演技、野村の演出によって名作にしたと思います。
私が不思議に思うのは「砂の器」ような構成では、劇中で用いられる「宿命」という交響曲がある程度のレベルに達していないと成立しないということです。音楽監督の芥川也寸志が菅野光亮に作らせたものですが、ドボルザークやチャイコフスキー的な曲を作ってくれとでも依頼したのでしょうか。とにかく曲は後半部をセリフなしでも支えるだけの十分なクオリティーに仕上がっています。
この映画では、まだ若い丹古母鬼馬二が刑事役で出ています。セリフはなくタバコを吸うだけですがいい味を出していると思います。
原作はかなり冷酷な印象があったが、映画はここから極めて情緒的なものを引き出すことに成功している。
ただ終わり近くに流れるテロップはすべて必要なかったと思う。
原作を読んでから映画を観ました。結構内容が違ってましたが、この内容で良かったと思います。ラストの回想、コンサート、事件解明のシーンはよく出来ていました。そして、なにより出演者の皆さんが素晴らしかったと思います。
次の世代に残す作品だと思います。
商品に問題はありません。内容は素晴らしいの一言です。久しぶりに感激しました。
初見で感動。ちょっと考えたら全く説得力なし。丹波哲郎ファン向け。音楽にも最初は感服して邦画には珍しくサントラ盤を買ったが、三、四回聞いた後、買う程のことはなかった、と後悔した。
何が説得力がないか、二つだけ例を挙げると、1:「紙吹雪の女」どこの馬鹿が証拠隠滅のために、シャツを細かく切り刻んで大っぴらに満員電車の中であんなことをするか!どうかこの線を追って下さいと願っていたように!2:犯人は大恩人をあの低度の理由で残虐にも撲殺したあと、まるで殺したのは蠅か蚊でもあるかのように平然と作曲に集中出来る。人非人とはこういう人間の事を言うのだろうと思うが、犯人の経歴からして、これほど人非人になれるというのは全く説得力ない。
ここで「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」にお礼をいいたい、しかも、他社ではDVDの値段で!日本の現在のソフト販売業者はこの2023年に初めて出す過去の映画をまるで当たり前であるかのようにDVDで出している。成瀬巳喜男、等の過去の巨匠の作品を日本のファンにはDVDでたくさんだ、とばかりだ。かと思うと、海外から請われればHDマスターを提供しているのである。フランスでは成瀬巳喜男の5作品をセットでブルーレイで出ている(B07FSRDLNT)公式にはリージョンBながら、A/1 プレイヤーで再生可能、A/2 では未確認。DVDならリージョン2で B07FT6DG4Z PAL対応プレイヤー必要。「無法末の一生」の三船版はいつまで待っても東宝がブルーレイを出さないから、しびれを切らして買ってしまったら、すぐ後にフランスで出るではないか、しかも坂東妻三郎版と一緒に!ブルーレイ B09RNP85ZR、DVD B09RMF4JXX:リージョン関係は上記成瀬のセットと同じ。
何度かリメイクされたものを観たけど、ぜんぜん重さが違う。
テレビで何度も見ていますが,やはり手元に置いておこうと思って購入しました.
音はBlu-rayメディアの方が良いですね.
何度見ても、名作である。