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キリエのうた 豪華版 [Blu-ray]

キリエのうた 豪華版 [Blu-ray]詳細

キリエのうた 豪華版 [Blu-ray]

#34

だけど ココを歩くんだ ココで歌うんだ 岩井俊二監督最新作! “唯一無二の歌声”と“今旬の実力派俳優たち”が美しく奏でる音楽映画! ★『スワロウテイル』(96)『リリイ・シュシュのすべて』(01)――。 時代を震わせてきた監督:岩井俊二×音楽:小林武史による音楽映画! 伝説的グループ「BiSH」を経て、現在はソロとして活動するアイナ・ジ・エンド。歌うことでしか“声”が出せない 路上ミュージシャン・キリエ役で映画初主演を果たし、本作のために6曲を制作。スクリーン越しに圧巻の歌声を響かせる。 ★アイナと共に“運命の4人”を演じたのは松村北斗、黒木華、広瀬すず! 姿を消したフィアンセを捜し続ける青年・夏彦役に、松村北斗。過去にとらわれた青年の複雑な心情表現を 細やかな演技で魅せる。傷ついた人々に寄り添う教師・フミ役は、黒木華。清らかな慈愛を体現し、物語に奥行きを与える。 過去を捨て、名前を捨て、キリエのマネージャーを買って出る謎めいた女性・イッコ役には、広瀬すず。 ★13年間の出逢いと別れ。キリエの歌がつなぐ壮大な物語! 石巻、大阪、帯広、東京――。岩井監督のゆかりある地を舞台に紡がれる、出逢いと別れを繰り返す4人の壮大な旅路。 儚い命と彷徨う心、そこに寄り添う音楽。 “あなた”がここにいるから――。 13年に及ぶ魂の救済を見つめたこの物語は、スクリーンを越えて“貴方”の心と共振し、かけがえのない質量を遺す。 ●国内映画賞受賞歴 ・第47回 日本アカデミー賞 新人俳優賞(アイナ・ジ・エンド)受賞、優秀音楽賞(小林武史)受賞 ・第48回 報知映画賞 新人賞(アイナ・ジ・エンド)受賞 ・2023年 キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞(アイナ・ジ・エンド)受賞 ・第78回 毎日映画コンクール 女優助演賞(広瀬すず)受賞 ●ストーリー 歌うことでしか声を出せない路上ミュージシャン・キリエ(アイナ・ジ・エンド)、 姿を消した婚約者を捜す青年・夏彦(松村北斗)、 傷ついた人々に寄り添う小学校教師・フミ(黒木華)、 過去と名前を捨ててキリエのマネージャーとなる謎めいた女性・イッコ(広瀬すず)。 石巻、大阪、帯広、東京を舞台に紡がれる4人の壮大な物語。 ●キャスト アイナ・ジ・エンド 松村北斗 黒木 華 / 広瀬すず 村上虹郎 松浦祐也 笠原秀幸 粗品(霜降り明星)  矢山 花 七尾旅人 ロバート キャンベル 大塚愛  安藤裕子 鈴木慶一 水越けいこ 江口洋介 吉瀬美智子 樋口真嗣 奥菜 恵 浅田美代子  石井竜也 豊原功補 松本まりか 北村有起哉 ●スタッフ 原作・監督・脚本・編集:岩井俊二              『キリエのうた』(文春文庫刊) 企画・プロデュース:紀伊宗之 プロデューサー:水野昌、岡部圭一朗、田井えみ 音楽:小林武史 主題歌:Kyrie「キリエ・憐れみの讃歌」(avex trax) 撮影監督:神戸千木 美術:我妻弘之、松浦健一 録音:中川究矢 スタイリスト:申谷弘美 ヘアメイク:小林麗子 装飾:大和昌樹 照明:高田紹平、阿部良平 助監督:佐藤匡太郎 音楽プロデューサー:成川沙世子 制作プロダクション:ロックウェルアイズ 配給:東映 ●仕様・封入特典  三方背ケース フォトブックレット 特典ディスク(DVD) ●映像特典  ・ソラのうた~メイキング・オブ・キリエのうた~ ・イベント映像集(完成報告イベント、公開記念舞台挨拶) ・撮影を終えて(アイナ・ジ・エンド×岩井俊二、松村北斗、広瀬すず) ※撮影を終えては、劇場公開時に配信されたものになります。 ・予告集(本編ディスク) ※商品の仕様は変更になる場合がございます。 ©2023 Kyrie Film Band

キリエのうた 豪華版 [Blu-ray]口コミ

去年見た映画の中で、何かわからないけど、刺さった映画でした。

岩井俊二監督の「清」の作品と言えば「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」や「Love Letter」等、「濁」の作品と言えば「リリィシュシュのすべて」等、「清」と「濁」を併せ持った作品と言えば「スワロウテイル」が有名ですが、今作はこの「清」と「濁」の系統の話です。

冒頭から美しい映像と謎めいた展開で、あっと言う間にこの作品の中に引き込まれてしまいます。
さすがは天才、岩井俊二監督。(ご本人は天才じゃないとおっしゃっていますが…)
岩井監督の頭の中にある世界を、漫画家であれば絵で描くように、映像として撮影して作品を作り出している映像作家であることを、改めて実感しました。

大好きな岩井俊二監督の作品は、あまり前情報を入れずに、真っ白な気持ちで観るのがいいと思っていますが、少しだけ。

普通の人には、いかんともしがたい色々な壁が出てきます。
せつないです。
主人公の少女時代を矢山花さんが演じていますが、すごい演技力です。
もちろん、主演のアイナ・ジ・エンドさんの演技も歌もバレエも素晴らしいです。
(この映画の主人公を演じるために生まれてきたかのようです)

多くを語り過ぎない映画ですから、観た方が自分なりの受け止め方ができれば、その人にとって最高の映画になると思います。

蛇足ですが、「路上のルカ」のタイトルで、2024年7月に5時間30分程のTVドラマとして放送されるようですが、私は見ることができない放送局です。視聴するために加入する手もあるとは思いますが、マニアとしては、ディスクで手元に置いておきたいので、是非ともディスクの発売をお願いしたいです。
(映画で語り過ぎない部分のいくつかが、おそらく語られるのだろうと思います。あぁ…早く観たい…)

映画館で、観ましたが、3時間の長い作品。
再度、じっくり鑑賞したかったので、購入しました。

綺麗な梱包で、迅速にポストに届けられました

やはりどの俳優たちも、繊細な演技の、
素敵な映画でした。
何回も繰り返し観ていきたいと思いました。

何度か見るたびに、違うシーンで泣かされます。

令和の今の時代にこんな歌に命を預ける歌手が存在していたのか?
メッセージソングというのとも少し違う。
ともかく衝撃的な歌手だった。
《悲しみの伝道師》
それを言うなら中島みゆきの方がもっと伝える力は数倍大きいが、
キリエ(アイナ・ジ・エンド)の歌はテクニックも普遍性もなく、
ただただ荒削りで生身の人間の飾りのない叫びと苦しみ、怒りを
歌う。
それは生理的で食べる行為、眠る行為、生きる行為・・・
と言った原始的なものである。
卑弥呼が歌うとしたら、
卑弥呼が舞うとしたら・・・
多分そんな原始的な感じ。
それは心に
過去の人生を生きて来た人間の
苦しみと痛みを思い出させる。

繊細で上品な岩井俊二監督の過去作とはかなり印象が異なる。
それはこの映画のミューズである《アイナ・ジ・エンド》の
歌声によるものだ。
剥き出しのその歌声は【死】より【生きたい・・・死にたくない生命】
に訴えかける。
震災で亡くなった人々の死にたくなかった叫び、
残された人々の慟哭に聞こえるのだ。
ある意味でアイナ・ジ・エンドは霊能者であり霊媒師である。

この映画は映画館の暗闇で173分集中して観ると絶対に評価が上がる。
とても残念だ。
2011年前後のキリエ(路花)の少女期。
両親・姉のキリエの震災死により孤児になる路花。
養護施設と帯広の高校生活を経て上京。
路上ミュージシャンとして姉の名前・キリエを名乗る。
震災の後、路花は歌う時以外には、
声を失う。

過去と現在が目まぐるしく行き来して、
キリエの友・イッコ(広瀬すず)との時間は
自由と憩いがある。

音楽映画。
そう呼べる筈なのに、路上音楽という制約のためか、
アイナ・ジ・エンドの歌の歌詞そして歌声が挑戦的で、
シャウトするエネルギー源は怒りであるから、
それに釣られて他の楽曲とBGNも
とてもバランスがブレて壊れている。
やたらとうるさくて感じる時間も多い。
いつもの岩井俊二作品の端正なフォルムの映画を観慣れてる私には
とても挑戦的で新鮮で、そして居心地が悪い。
それほどに岩井監督はアイナ・ジ・エンドに魂を奪われた。

語り部のように歌い、叫び。
軽い羽のように舞い。
哀しみを育み、空気を栄養にして、
妖精のような少女は岩井ワールドをアイナ・ジ色に
染めたのだった。

アイナ・ジ・エンドを愛でる映画。
テーマは何だったのか、もう分からない。
エンドロールの5分間は、
アイナ・ジ・エンドのMVでPV。

岩井俊二の「勝手にしゃがれ」or「気狂いピエロ」か!?

いくら一番安いDVDだからってペラ一の解説書くらい付けてくれても良いんじゃないかと思いました。一般的によくあるシュリンクに謳い文句シールとか解説書とか一切なくそっけなさ過ぎました。これもWACKさんが絡んでるんですかね?「貧乏人はオタクの敵」感がしっかり出ていました。